マキロイ 全米OPのコースセッティングについて「協会は考えすぎ」
米男子ツアーのザ・メモリアル・トーナメント(現地時間2日/オハイオ州 ミュアフィールド・ビレッジGC)第3ラウンドが終了。ローリー・マキロイ(北アイルランド)は8アンダー64を叩き出し、通算8アンダー11位タイで最終日を迎える。
「全米オープン前にここに来れて良かった。練習にもなるし、まだまだ色々試したいことがある。天候に助けられ、まさか予選を通過できるとは思ってもいなかったから、週末にプレーできて良かった」とラウンド後のインタビューで語った。
また、全米オープンのコースセッティングについて聞かれ「USGA(全米ゴルフ協会)は考えすぎだと思う。チェンバーズ・ベイGC(2015年)は難しすぎて、去年のエリンヒルズもそうなりそうだったから、広くした。そしたら優勝スコアは通算16アンダーでみんな”えっ?”って感じだったでしょ」と語り、「だから協会側は過去の優勝スコアは忘れて、”コースを最高のコンディションにしよう。あとは選手に回ってもらおう”という感じでセッティングしてもらえれば」と意見を述べた。
確かにチェンバーズ・ベイGCでは多くの選手が苦しんだ。フェアウェイとグリーンの境目も分からず、グリーンは固まりすぎて超高速グリーンとなり、解説をしていたゲーリー・プレーヤー(南ア)が「こんなに不快なコースはない」と述べ、通算4アンダーで優勝したジョーダン・スピース(米)も「馬鹿げている」とコメントした。
去年のエリンヒルズはラフ(フェスキュー)が腰くらいまで伸びており、開幕前に「ありえない」と感想を述べていた選手もいたが、ビッグスコアが多く出た。ジャスティン・トーマス(米)が3日目に最終18番パー5(667ヤード)で、残り約310ヤードの2打目を3番ウッドで放ち、約2mにつけイーグルを奪い「63」を叩き出したことは記憶に新しい。
2週間後の舞台、シネコックヒルズGCのコースセッティング、選手たちのプレーに注目が集まる。
(写真提供:Getty Image)