イタリア勢初のメジャー王者F.モリナリ 「本当にタフな戦いだった」
更新日:2018/07/23 16:55
掲載日:2018/07/23 15:00
今季メジャー第3戦 第147回全英オープン(現地時間22日/スコットランド カーヌスティGL)は最終ラウンドが終了。フランセスコ・モリナリ(伊)が2バーディ、ノーボギーの「69」で回り、通算8アンダーでイタリア人選手として初のメジャータイトルを獲得した。
トップと3打差の単独5位からスタートしたモリナリは全英らしい強風が吹くコンディションの中、2日続けてのノーボギーと安定したプレーを披露。さらに難しい上がり5ホールでスコアを2つ伸ばし、逆転でクラレットジャグを手にした。
ラウンド後のインタビューで「週末をボギーフリーでプレーできるとは正直思ってもいなかった。最後は他の人のプレーをテレビで見ることができなかった。本当にタフな戦いだった」と謙虚に答えた。
また、自身が12歳の頃にコスタンティーノ・ロッカ(伊)がセントアンドリュースで行われた1995年の全英オープンで激闘となったプレーオフを戦ったのを見て刺激を受けたことに触れ「このようなことが達成できたことで、自分もロッカさんに少し近づいたかもしれない。今度は自分のプレーで今日テレビを見ている若い子供たちの刺激になってくれることを願っている」と語った。
2018年は5月の欧州ツアーBMW PGA選手権で2年ぶりの優勝。そして7月には米ツアーのクイーン・ローンズ・ナショナルで米初優勝を挙げるなど勢いに乗るモリナリ。8月のメジャー最終戦 全米プロゴルフ選手、そして9月のライダーカップでは欧州チームを勝利に導くことができるか注目が集まる。
(写真提供:Getty Images)