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J.ライルの為に黄色のリボンを着用 豪のM.リーシュマン「彼のために優勝したい」

更新日:2018/11/07 13:53
J.ライルの為に黄色のリボンを着用 豪のM.リーシュマン「彼のために優勝したい」
M.リーシュマンは黄色のリボンをキャップに着用してプレーした。

 

 世界選手権(WGC)シリーズのWGC-ブリヂストン招待(現地時間2日/オハイオ州ファイヤーストーンCC)第1ラウンドが終了。この日は多くの選手がキャップやシャツに黄色いリボンを身に着けてプレーした。

 今週、ジャロッド・ライル(豪)が白血病との戦いにピリオドを打ち、家族がいる自宅で緩和医療を受ける決断をしたと報じられた。

 ライルは17歳の時(1999年)に急性骨髄性白血病を患った。完治するまで約9か月、ゴルフが出来るようになるまで約1年かかったが克服した。2012年に再発した際も打ち勝ち、2013年のオーストラリアン マスターズで復帰してみせた。

 米男子ツアーは計4シーズン(121試合)を戦い、賞金は約2億円を稼ぎ、Web.comツアー(下部ツアー)では2勝。2011年にはウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンの名物16番パー3でホールインワンを達成するなどプロとして活躍してきたが、数か月前から病状が悪化していた。

 このニュースを知った大先輩のグレッグ・ノーマン(豪)、俳優のドウェイン・ジョンソンなど、多くのファン、選手からメッセージが届いたことを受け、ライルは「自分は世界でいちばんラッキーな選手だと思う。こんなに多くの人たちが関心を持ってくれたんだから」と動画メッセージで感謝の気持ちを伝えた。

 ファイヤーストーンCCではライルを励ますために黄色いリボンを多くの選手が着用した。中でも友人で同郷のマーク・リーシュマンは強い思いがある。

「長いあいだ一生懸命闘ってきたのに、本当に悲しいニュースだよ。子供たちが可哀そうでしょうがない。僕も子供が3人いる父親で、彼も小さな娘が2人いる。本当に大変だと思う。もちろん奥さんのブリオニーもだけど。ジャロッドも本当にかわいそうだ」と5アンダー7位タイのリーシュマン。

 また、ライルのためにできることは優勝することだと述べ「勝ちたい。優勝して彼のためにトロフィーを掲げたい。すごく悲しくてタフな週だけどね」と強い思いを語った。

(写真提供:Getty Images)

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