来季から最終戦Vが年間王者に ボーナスは1500万ドルに増額
2019年のFedExカップ プレーオフシリーズは大幅に変更となる。米国時間18日、PGAツアーが発表した。
レギュラーシーズン最終戦のウィンダム選手権後のFedExランキング上位125人がプレーオフへ進む。これは変わらない。
今まで4試合制だったが、2018-19年シーズンの日程変更により3試合となる。初戦はザ・ノーザン・トラスト、第2戦はBMW選手権(70人)、最終戦はツアー選手権(30人)。これも以前発表されていた。
大きく変わるのは年間王者の決め方。第2戦を終えてFedExランキング1位の選手は10アンダーから最終戦をスタートする。2位は8アンダー、3位は7アンダー、4位は6アンダー、5位は5アンダー、6位から10位は4アンダー、11位から15位は3アンダー、16位から20位は2アンダー、21位から25位は1アンダー、26位から30位はイーブンパーから始める。
今まではポイントによって年間王者を決めていた。そうすると複雑な条件が絡んでくる。例えば、現在FedExランキング27位の松山英樹が今季の年間王者となるためには下記の条件を満たす必要がある。
優勝し、
ブライソン・デシャンボーが25位以下
ジャスティン・ローズが3人以上の7位タイ以下
トニー・フィナウが3人以上の3位タイ以下
ダスティン・ジョンソンが3人以上の2位タイ以下
ジャスティン・トーマスが3人以上の2位タイ以下
キーガン・ブラッドリーが2位タイ以下
ブルックス・ケプカが2位タイ以下
と、複雑。新しい方法でいくと最終戦で優勝した選手が自動的に年間王者となるので見ていて分かりやすい。従って、昨季のようにザンダー・シャウフェレ(米)が最終戦を制したが、年間王者はジャスティン・トーマス(米)ということは起きない。
優勝でツアー選手権の賞金と年間王者のボーナスが同時に貰えるのだが、そのボーナスが500万ドル増額の1500万ドル(約16億円)になることも発表された。さらに「ウィンダム・リワーズ・トップ10」という新ボーナスが追加される。
これはレギュラーシーズン最終戦のウィンダム選手権終了後のFedExランキング上位10人にボーナスが贈られるというもの(1位は200万ドル、2位は150万ドル、10位は50万ドル)。大幅変更でよりエキサイティングなプレーオフシリーズとなるのか。来年が楽しみだ。
(写真提供:Getty Images)