紙一重！　ギリギリ2オンからの11億円パット　J.ローズが年間王者に輝く

　米男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦 ツアー選手権（ジョージア州／イースト・レイクGC）が終了し、FedExランキング1位のジャスティン・ローズ（英）が年間王者に輝き、ボーナスの1000万ドル（約11億円）を獲得した。

　しかし、その道のりは楽ではなかった。最終日を通算9アンダー2位タイから出たローズだったが、後半17番までにスコアを4つ落としてしまい、最終18番パー5でバーディ以上を奪わなければ年間王者となれない状況になってしまった。

　ティーショットはダウンスロープに当たったこともあるが、アドレナリンが出たのか、約360ヤードとフェアウェイを少しオーバーしてしまった。そこからの第2打目。アイアンで放ったショットはギリギリでバンカーを超え2オンに成功。そこから約10メートルのパットをタップイン圏内までつけガッツポーズ。バーディを奪い年間王者となった。

「大会を制して年間王者となり、ダブルジャックポットを狙っていた。ハーフターンしたときはまだ良いポジションにいたけど、そこからがね」とローズは振り返り、「年間王者になれたのは、コンスタントに成績を残してきたからだと思う。優勝もしたし、プレーオフシリーズではトップ5に3回入ることができた」と話した。

（写真提供：Getty Images)