”異次元”の飛ばし屋 キャメロン・チャンプを振り返り
更新日:2018/12/20 17:19
掲載日:2018/12/20 15:54
アーノルド・パーマー(米)、タイガー・ウッズ(米)、ジョン・デイリー(米)、バッバ・ワトソン(米)、ダスティン・ジョンソン(米)ら時代時代で飛ばし屋が生まれるが、いま注目を浴びているのが23歳のキャメロン・チャンプ(米)。名前からして力強さが伝わってくる。
2018年ウェブ・ドット・コム・ツアー(米下部ツアー)のドライビングディスタンス王に輝いたのだが、その飛距離なんと平均343.1ヤードと異次元の世界で、優勝した同ツアーのユタ選手権初日には430ヤードを記録するなど飛距離が圧倒的な武器。身長は183センチ、体重80キロとツアーの中では細身の部類だが、楽に振っているように見えるスイングから放たれるドライバーショットの弾道はジェット機のよう。
加えてショートゲームが上手い。なぜなら幼い頃から飛距離が出ていたため、細かいのを中心に練習してきたからだ。でなければ10月末のサンダーソンファームズ選手権で早々に米男子ツアーの試合で優勝はできない。
楽しみなのは年明けの初戦 セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(現地時間1月3日〜6日/ハワイ/プランテーションC at カパルア)。気候が暖かく風も吹く。また、毎年お祭り雰囲気漂う大会なので選手はいつもよりリラックスしており、思い切り振ってくる選手が多い印象だ。チャンプの異次元ショットに期待が高まると同時に、メジャータイトル獲得にも期待したい。
(写真提供:Getty Images)