暫定首位タイのスピース、スコア取消で「不運から幸運になった」

　米男子ツアーのジェネシス・オープン（現地時間14日／カリフォルニア州／リビエラCC）第1ラウンドは順延が決定。午前6時40分に最初の組が出たが、同7時30分に雨のため中断となり、プレーしていた23選手のスコアは取り消しに。そして、午後1時40分に改めてラウンドが始まった。

　ツイていたのがジョーダン・スピース（米）。早朝にプレーしていた選手の一人で、出だしの10番パー4でいきなり苦しんだ。「カート道路からカート道路とボロボロだった」。しかし、リスタート後は12ホールを消化して5アンダー暫定首位タイに立ち、「不運から幸運になった」と流れが変わった。

　好スコアで回れたのは早朝のプレーがあったからこそとも考えており、「すこしプレーできて良かった」と雨の影響でしっかり練習できなかった選手もいたようなので、ある面ウォーミングアップとなったようだ。

　2017年の全英オープン以来、優勝から遠ざかっているスピースだが、ツアー通算11勝目をリビエラで挙げることはできるだろうか。

（写真：Getty Images）