お金のトラブル？　クーチャーとメキシコでのキャディの間に何が

　去年11月の米男子ツアー「マヤコバ・ゴルフ・クラシック」で4年ぶりの優勝を飾ったマット・クーチャー（米）だがキャディとの間でお金の問題が起きている。

　メキシコで行われた今大会でキャディを務めたのはローカルキャディのデビッド・オルティーズ氏（レギュラーキャディは休み）で、クーチャーは開幕前に、予選落ちで1,000ドル、予選通過で2,000ドル、トップ20入りで3,000ドル、トップ10入りで4,000ドル支払うとし、オルティーズ氏も同意していた。

　優勝して129.6万ドル（約1億3000万円）を獲得したクーチャーはボーナスとして1,000ドルを加え、計5,000ドルをオルティーズ氏に支払ったのだが、最近になってオルティーズ氏は50,000ドルの支払いを要求したという。

　ツアーキャディは、契約によって異なるが、獲得賞金の10％を受け取るのが基本と言われており、それを「誰かが伝えたのかもしれない」と米国時間13日、クーチャーは米ゴルフ・ドット・コムの取材に対して答えていた。

　そして同15日、クーチャーは「私がデイビッドを過小評価しているように伝えられているが、そんな意図は全くないし、私はそんな人間ではない。キャリアを通して敬意とポジティビティを持ってやってきた。しかし、自分も含め、家族、パートナー、近い友人、そしてデイビッドをガッカリさせてしまったのは確か。今夜、デイビッドに電話し、こんな状況になってしまったことを謝罪する」とステートメントを出し、「全額（残りの45,000ドル）をもちろん支払う」とした。

（写真：Getty Images）