マキロイ、無観客のライダーカップは「ライダーカップではない」

　世界ランク1位のローリー・マキロイ（北アイルランド）が21日、米テーラーメイドゴルフのインスタグラムライブのなかで、無観客で行うライダーカップは「ライダーカップではない」と自身の意見を述べた。

　これは前日、全米プロゴルフ協会の最高経営責任者であるセス・ウォー氏が、ラジオ番組内で今年のライダーカップ（9月25日〜／米ウィスコンシン州／ウィスリング・ストレイツGC）は新型コロナウイルスの影響を考えて無観客で行う可能性があると語ったことを受けての発言。

　マキロイはさらに「彼ら（全米プロゴルフ協会）がライダーカップを行わないか、無観客で実施するかのどちらかから選んだのであれば、僕は1年延期しろと言うだろう」と話し、無観客で行うくらいなら来年に延期するべきとの考えを示した。

　ただ、ウォー氏も「ファンなしで行うことを想像するのは難しいし、ライダーカップはファンがいてこそ。まだ無観客で実施するとは決めていない」と語っているように、今年の大会がどのような形で実施されるかは未定。同氏は「仮想空間を使って現地で応援しているような気分を味わえる仕組みなどクリエイティブな方法も考えている」とも話していた。