フィル・ミケルソン、6月16日で50歳に シニア入りはまだまだ先
更新日:2020/06/17 16:19
掲載日:2020/06/17 16:15
16日、フィル・ミケルソンが50歳の誕生日を迎え、米チャンピオンズツアー(シニアツアー)に参戦できる年齢となった。
ミケルソンはアマチュア時代の1991年にPGAツアー初勝利をマークし、その翌年にプロデビュー。2年目の1993年にプロ初勝利を挙げると、そこから現在までメジャー5勝を含む通算44勝と歴史に名を残すキャリアを送ってきた。
しかし、近年は成績が下降。メジャー大会の優勝は2013年が最後で、2019年は26年ぶりに世界ランキングが50位圏外となり、1993年以来初めてザ・プレジデンツカップの米国選抜入りもならず。今季成績も10試合中6試合で予選落ちとなっている。
だが、今年1月のインタビューでミケルソンは「別のツアー(シニアツアー)に行くオプションがあるのは良いことだけど、ここ(レギュラーツアー)で競争するというチャレンジがあるのも良いこと。飛ばすことができなくなったらチャンピオンズツアーでプレーするけど、いまはまだ驚異的な飛距離の球を打てているからね」と、第一線でのプレーに自信をのぞかせていた。
レギュラーツアーで戦うことが難しくなっていたスコット・マッキャロン(米)、ジェリー・ケリー(米)、スティーブ・ストリッカー(米)、ビジェイ・シン(フィジー)らがチャンピオンズツアーに移り、年間複数回の優勝を飾るなど成功を納めている。50歳となった天才レフティーがシニア入りするのはまだまだ先のことだとは思うが、ベルンハルト・ランガー(独)のように大活躍するのは間違いないだろう。