静寂のマスターズがいよいよスタート ウッズ「今年は大きく変わりそうだね」
更新日:2020/11/12 15:43
掲載日:2020/11/12 12:13
今年のマスターズ(12日〜/米ジョージア州/オーガスタ・ナショナルGC)は新型コロナウイルスの影響で無観客での開催。例年の熱狂から打って変わり、静寂の中で行われる“ゴルフの祭典”は選手にとっても異次元のものとなるだろう。11日、米ゴルフウィークが伝えている。
2011年大会覇者のチャール・シュワーツェル(南ア)は、最終日の16番ホールで浴びた声援を今でも覚えているという。「16番のパットを決めた時、今まで聞いた中でもっとも大きくて爽快な歓声がした。腕と首の後ろの毛がかなり長い時間逆立っていたことを覚えているよ」。このホールを含む最後の4ホールすべてでバーディ(マスターズ史上初)を奪ったシュワーツェルはメジャー初タイトルを獲得することになる。
また「(パトロンが)私が勝つのを助けた」というのは昨年大会を制したタイガー・ウッズ(米)だ。「私が受けたサポート、周囲のエネルギー、それは衝撃だった」とファンの存在が大きな力になったとのこと。そのうえで「今年は大きく変わりそうだね」と静寂のマスターズに対し寂しさをうかがわせた。