J.ニーマン「力強く幸せそうに見えた」 難病で苦しむ従弟の近況を明かす
更新日:2021/02/19 18:30
掲載日:2021/02/19 14:27
米男子ツアーのザ・ジェネシスインビテーショナル(カリフォルニア州/リビエラカントリークラブ)初日を4アンダー4位タイで終えたツアー通算1勝のホアキン・ニーマン(チリ)は18日、難病をかかえている従妹が最初の治療を受けたと明かした。同ツアー公式サイトが伝えている。
2020年10月21日に生まれたニーマンの従妹、ラフィタ君は脊髄性筋萎縮症(乳児の約6,000〜10,000人に一人が罹患する難病)であると生後1か月の時に判明。根本的な治療方法が見つかっていない事から、緩和治療用の薬は210万ドル(約2億3,000万円)かかるようだ。
病気が判明した時からニーマンは、賞金を全て治療費に充てると決意しプレーし続けてきた。昨年11月のザ・RSMクラシックは44位タイ、12月のマヤコバゴルフクラシックは23位タイ、今年1月のセントリートーナメントオブチャンピオンズは単独2位、ソニーオープンインハワイは2位タイと結果を残し、今季はこれまでに約210万ドルを稼ぎ出している。
「ラフィタの父がアメリカに薬を取りに来て、チリに持ち帰り、ラフィタの元へ届けました。本当に良かったです。彼の写真が送られてきましたが、前より力強く、幸せそうに見えました」
今回の出来事はニーマンだけの力ではなく、クラウドファンディングの寄付金もあり、ラフィタ君は最初の投与を受けることが出来た。「短期間でたくさんのお金を集めることができ、ラフィタへ大きな希望が届きました。ツアーをはじめ、私の活動をサポートしてくださった全ての方々に感謝しています。本当にありがとうございました」とニーマンは感謝を伝えている。