松山英樹、T.フィナウ、P.キャントレー、S.シェフラーら集結　POシリーズ初戦

　米男子ツアーのプレーオフシリーズ初戦、フェデックス・セントジュード選手権は11日から4日間の日程で開催。舞台は米テネシー州の難関コース、TPCサウスウィンド（7,243ヤード・パー70）で、プレーオフシリーズは初開催となる。

　注目の松山英樹はポイントランク11位からのスタート。6月の全米オープンで単独4位に入って以降、7月はスコティッシュ・オープン予選落ち、全英オープン68位タイ、3Mオープン途中棄権と本調子とは程遠い状態だったが、TPCサウスウィンドでは昨年のWGC-フェデックス・セントジュード招待で4日間60台を並べて2位タイを記録している。自身初の年間王者へここで復調のキッカケを掴んでおきたいところだ。

　昨年大会覇者のトニー・フィナウ（米）は、タイトル防衛と出場3試合連続優勝に挑む。そのフィナウにプレーオフで敗れたキャメロン・スミス（豪）は、優勝した全英オープン以来約1か月ぶりの出場。また、昨季のフェデックスカップチャンピオンであるパトリック・キャントレー（米）は、過去誰も成し得ていない2年連続の年間王者へ向けシリーズ初戦に臨む。

　このほか、ポイントランクトップのスコッティ・シェフラー（米）、サム・バーンズ（米）、ザンダー・シャウフェレ（米）、ローリー・マキロイ（北アイルランド）、ジャスティン・トーマス（米）、ジョン・ラーム（スペイン）、コリン・モリカワ（米）らが参戦予定。第2戦のBMW選手権（18日〜／米デラウェア州／ウィルミントンCC サウスC）には今大会終了時点のランキング70位までが進出する。

　なお、サウジアラビアの政府系ファンドが支援するLIVゴルフに参戦したテイラー・グーチ（米）、ハドソン・スワフォード（米）、マット・ジョーンズ（豪）の3選手は、出場権を持つプレーオフシリーズでのプレーを求めてPGAツアーに資格停止処分の一時差し止めを求めていたが、9日、出場は認められないことが決まった。