一部選手は予選落ちでも5,000ドル 米ツアーのLIV対策
更新日:2022/08/25 14:28
掲載日:2022/08/25 14:27
PGAツアーのジェイ・モナハン会長は24日、来シーズン以降の重要な変更点について、ツアー選手権(25日〜/米ジョージア州/イースト・レイクGC)の場で会見を行った。
プレーオフシリーズ3戦、メジャー4大会、ザ・プレーヤーズ選手権、ザ・ジェネシス招待などを含む20試合にトップ選手が集結する。「トップ選手」とはPIP(ファンやスポンサーに大きく貢献した選手)で選ばれる20名を指し、彼らには総額1億ドル(約135億円)のボーナスが支給される。
恩恵を受けるのはトップ選手だけでなく、シード選手には年間50万ドル(約6,800万円)を保障。獲得賞金が同額に達しない場合はツアーがその分を負担し、下部ツアーから昇格した選手は、最低15試合に出場することを条件に、前金で受け取ることもできるという。
また、ポイントランク126〜150位のカテゴリーと、それ以下のカテゴリーで出場する選手は各試合で予選落ちしても5,000ドル(約68万円)が付与されるほか、旅費の補助が受けられる。
新リーグ「LIVゴルフ」は契約金もあり、旅費も負担し、試合に出場さえすれば賞金を得られる一方で、これまでのPGAツアーは予選を通らないと稼げず、スポンサーがあまりついていない選手(特に若手)は旅費も大きな負担になるため苦労してきた。
一部はLIVゴルフを参考にしたような感じだが、モナハン氏は「PGAツアーの選手がゴルフの未来を作っていく。全選手が恩恵を受けるだろう」と自信を見せている。