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P.ミケルソンが現行の世界ランクシステムに苦言「信頼性に欠けている」

更新日:2023/02/01 14:18
P.ミケルソンが現行の世界ランクシステムに苦言「信頼性に欠けている」
フィル・ミケルソン(写真:Getty Images)

 

 メジャー6勝を含む米男子ツアー通算45勝のレジェンド、フィル・ミケルソン(米)が、米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」のウェブサイトが30日に掲載した独占インタビューの中で、現行の世界ランキングシステムについて持論を述べた。

 サウジアラビアの政府系ファンドが支援するLIVゴルフには昨年、ミケルソンを筆頭にダスティン・ジョンソン(米)、キャメロン・スミス(豪)、ブルックス・ケプカ(米)、ブライソン・デシャンボー(米)ら世界のトッププレーヤーが大挙して移籍した。しかし、現状ではLIVゴルフでの成績は世界ランキングポイントの対象外となっている。

 このことについては元世界ランク2位のミケルソンは「世界中のすべてのゴルファーを対象とした、より信頼性の高いランキングシステムがあるはず。今のランキングは信頼性に欠けている」と苦言を呈すと、「大会側が出場資格の基準にそれ(世界ランキング)を使うのを止めても私は驚かないよ」と主張した。

 さらに「結局、選手たちよりもメジャー大会側を苦しめていると思う。最高の選手たちが除外されたシステムを基に出場資格を与えるのならば、メジャー大会側がダメージを受けることになる。だから大会側が出場基準としてそれを廃止することもあるだろう。新しいランキングシステムの導入するとかね」と、自身の見解を語っている。

 ちなみに、LIVゴルフでプレーした選手たちも今年のマスターズ(4月6~9日/米ジョージア州/オーガスタ・ナショナルGC)には出場できる。オーガスタ・ナショナルGCのフレッド・リドリー会長は昨年末、「私たちは4月に一流のゴルファーたちが一堂に会するという伝統を尊重することに集中しています」と声明を発表した。

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