マキロイ、9年ぶり5度目のメジャー制覇なるか シェフラー、スミス、ラーム、松山英樹ら集結/全英オープン
20日、海外メジャー今季最終戦の全英オープンが、英国のロイヤル・リバプール(7,313ヤード・パー71)で幕を開ける。
注目はローリー・マキロイ(北アイルランド)とスコッティ・シェフラー(米)だ。マキロイは5月半ばの全米プロゴルフ選手権から5試合連続トップ10入りを記録すると、先週の前哨戦ジェネシス・スコティッシュ・オープンで優勝。さらに今年の会場となるロイヤル・リバプールは2014年大会を制した舞台とあって、9年ぶり5度目のメジャータイトル獲得への機運は最高潮に達していると言っていいだろう。
一方、メジャー2勝目を狙うシェフラーも絶好調を維持している。2月のWMフェニックス・オープン、3月のザ・プレーヤーズ選手権を制して以降優勝はないが、前週ジェネシス・スコティッシュ・オープンの3位タイでトップ5フィニッシュは7試合連続となった。全英オープンは2021年に8位タイ、昨年大会は21位タイを記録し、3度目の出場。世界ランキングNo.1の看板と異次元の安定感でマキロイの前に立ちふさがる。
また、前回チャンピオンのキャメロン・スミス(豪)は2007年、2008年大会を制したパドレイグ・ハリントン(アイルランド)以来の全英オープン連覇に挑戦。今年のマスターズを制したジョン・ラーム(スペイン)は同一シーズンにグリーンジャケットとクラレットジャグを獲得すれば、2005年のタイガー・ウッズ(米)以来の快挙となる。
さらに、今年の全米プロゴルフ選手権王者であるブルックス・ケプカ(米)、全米オープン覇者のウィンダム・クラーク(米)、復活優勝を果たしたばかりのリッキー・ファウラー(米)、歴代チャンピオンのコリン・モリカワ(米)、ジョーダン・スピース(米)、フィル・ミケルソン(米)に加え、メジャー初制覇を目指すパトリック・キャントレー(米)、ザンダー・シャウフェレ(米)といったビッグネームが集結する。
日本勢も松山英樹はもちろん、平田憲聖、中島啓太、金谷拓実、安森一貴、蟬川泰果、比嘉一貴、星野陸也、岩田寛の総勢9名が出場予定だ。