香妻陣一朗、LIVゴルフの来季出場権を獲得　プレーオフで決着

　LIVゴルフの来季出場権をかけた予選会（LIVゴルフプロモーションズ）は10日、アラブ首長国連邦のアブダビGC（7632ヤード・パー72）で最終日の競技が行われ、香妻陣一朗、カレ・サモーヤ（フィンランド）、キーラン・ヴィンセント（ジンバブエ）が来季の出場権を獲得した。

　最終日は36ホールで行われ、サモーヤが通算8アンダーでトップ通過。香妻は通算7アンダー（3アンダー、4アンダー）でヴィンセント、ローリー・カンター（英）と並びプレーオフ（18番パー5の繰り返し）に突入。

　香妻は1ホール目でティーショットを右に曲げ池に入れるもパーセーブし、他の2人はバーディチャンスを生かせず引き分け。2ホール目でカンターは第2打目を池に入れるなどダブルボギー、ヴィンセントがバーディ、香妻がパーとし決着がついた。

　2023年は各試合で最低12万ドル（約1,700万円）を獲得でき、これに団体戦の賞金を加算。賞金ランク最下位でも約2億円、シーズン3勝や年間王者に輝いたテイラー・グーチ（米）は約50億円を稼いだ。ちなみに香妻は2022年に3試合で約1億5,000万円を獲得している。

　大金を手にできることもあり、中継では解説者や実況アナウンサーが頻繁に「ライフチェンジング（人生を変える）」という言葉を使っていた。

　2024年は12試合を実施予定で、開幕戦は2024年2月2日からメキシコのエル・カマレオンGC at マヤコバで開催される。