藤田寛之が全米シニアOP制覇に王手 同組選手は「彼は1つもミスをしなかった」と絶賛
更新日:2024/06/30 10:54
掲載日:2024/06/30 10:53
海外男子シニアメジャー「全米シニアオープン選手権」は29日、米ロードアイランド州のニューポートCC(7,024ヤード・パー70)で3日目の競技が行われ、藤田寛之が3バーディ、ノーボギーの「67」をマーク。通算14アンダーとし、2013年「全米プロシニアゴルフ選手権」の井戸木鴻樹以来、日本勢2人目の海外シニアメジャー制覇に王手をかけた。
初日「63」、2日目「66」で1打差の単独首位からムービングサタデーをスタートした藤田は、1番パー5で幸先良くバーディを奪うと、6番、9番のパー4でバーディを追加。後半はスコアカード通りの我慢のゴルフとなるも、この日唯一のノーボギーのラウンドで後続との差を2ストロークに広げて最終日を迎える。
これまで米シニアツアーで「70」を切ったことがなかった藤田だが、3日連続の60台でリーダーボードの最上段をキープした。54ホールを通じてボギーは1つで、フェアウェイを外したのも1回だけと好調なショットがスコアに結びついている。
同組で回り、2打差の単独2位につけるスティーブ・ストリッカー(米)は「彼には1つのミスショットもなかった。とても安定している。彼は自分のゲームと感情をコントロールできているように見える」とコメント。3打差の単独3位で続くリチャード・グリーン(豪)も「彼は1つもミスをしなかった」と藤田のプレーを絶賛していた。
運命の残り18ホール。藤田、ストリッカー、グリーンの最終組は日本時間30日午後11時20分にラウンドを開始する。