節目の勝利にパリ五輪銅メダル、世界ランクは一桁へ! 松山英樹“復活”の2024年シーズン
2024年シーズンは松山英樹の“復活”を印象づけるシーズンとなった。
一昨年、昨年は首痛もあって思うようなプレーができなかった松山だが、今年はシーズン序盤2月のザ・ジェネシス招待で2年ぶりの優勝。6打差7位タイからスタートした最終日に9バーディ、ノーボギーの「62」を叩き出し、大逆転でアジア勢単独最多となる米ツアー通算9勝目を手にした。
その後もザ・プレーヤーズ選手権6位タイ、バレロ・テキサス・オープン7位タイ、ザ・メモリアル・トーナメント8位タイなど調子を維持すると、全米オープンでも単独6位と健闘。7月に入ってジェネシス・スコティッシュ・オープン予選落ち、全英オープン66位タイと状態を落としたかに見えたが、8月のパリ五輪で日本男子ゴルフ初となる銅メダルを獲得した。
そしてその2週後のプレーオフ初戦、フェデックス・セントジュード選手権で通算10勝目に到達し、世界ランクは6年ぶりの一桁順位へ。その後、プレーオフ最終戦のツアー選手権を9位タイで終えた松山は、対抗戦のザ・プレジデンツカップ、日本開催のZOZO チャンピオンシップでプレーし、国内ツアーのダンロップフェニックストーナメントで2位タイに入って充実のシーズンを締めくくった。
PGAツアー出場20試合で2勝を含むトップ10入り7度、予選落ち1回で、賞金ランクはスコッティ・シェフラー(米)、ザンダー・シャウフェレ(米)に次ぐ3位の1,125万7,969ドル。これまでの自己最高は2016-17年シーズンの838万569ドルであり、これを大幅に更新してみせた。また、獲得賞金のほかにコムキャストビジネスツアートップ10のボーナス240万ドル、ツアー選手権のボーナス160万8,333ドルも手にしている。
2025年シーズンは1月2日からのザ・セントリー(米ハワイ州/プランテーションC at カパルア)で初戦を迎える予定だ。ツアー通算11勝目、そして2021年のマスターズ以来となるメジャー2勝目にも大きな期待がかかる。