藍『64』の猛攻で単独トップ浮上！　美香は後退

　宮里藍が9バーディを奪う猛攻で米女子ツアー最終戦、CMEグループ・タイトルホルダーズ（フロリダ州、ツインイーグルスGCイーグルC）をリードした。

　現地時間16日に行われた第2ラウンド。首位タイグループに4打差の16位タイからスタートした藍は、1番バーディ発進直後の2番パー5でこの日唯一のボギーを叩いたものの、5番から3連続バーディを奪って波に乗ると、後半も12番から3連続バーディ奪取に成功。最終18番もしっかりバーディで締めくくり9バーディ、1ボギーの8アンダー64と爆発して通算10アンダーで単独トップに躍り出た。

『64』は藍にとって今季のシーズンベスト。18ホールで25パットと持ち前のパットが冴え、久々に会心のゴルフで優勝戦線の先頭に浮上した。

　1打差の単独2位にチェ・ナヨン（韓）、通算7アンダー3位タイに初日のトーナメントリーダー、スーザン・ピーターセン（ノルウェー）、ヨー・スヨン（韓）の他、ブリタニー・リンシコム（米）、カリーン・イシャー（仏）が並び、通算6アンダー7位タイにリュウ・ソヨン（韓）、カリー・ウェブ（豪）、サンドラ・ガル（独）の面々が続いている。

　絶好調だった藍とは対照的にもうひとりの日本勢、宮里美香は4番パー3でダブルボギーを叩いてつまずき、後半も3ボギーでスコアを3つ落とし通算2オーバーは初日の26位タイから42位タイへ後退した。

　賞金女王レースは、現在同ランキングトップのインビー・パーク（韓）が通算4アンダー14位タイにつけ、同ランク2位のステイシー・ルイス（米）は通算2アンダー24位タイ。その他の注目選手はポーラ・クリーマー（米）が通算1アンダー28位タイ、レクシー・トンプソン（米）が通算イーブンパー31位タイとなってる。ロレックスランキング（女子世界ランキング）1位のヤニ・ツェン（台）は1オーバー73とスコアを伸ばせず、通算4オーバー49位タイに低迷中。初日最下位のミッシェル・ウィー（米）は通算14オーバー単独73位でブービーメーカー（最下位）を脱出できずにいる。