藍、パット復調で無欲の首位奪取! シーズン3勝目なるか!?
更新日:2012/11/17 09:56
掲載日:2012/11/17 09:47

宮里藍が有終の美を飾るべく好調なパットで単独トップの座を引き寄せた。
米女子ツアー最終戦、CMEグループ・タイトルホルダーズ(フロリダ州、ツインイーグルスGCイーグルC)は現地時間16日、第2ラウンドの競技を終了。9バーディ、1ボギーの8アンダー64をマークした藍がただひとり二桁アンダーにのせる通算10アンダーでトーナメントをリード。今季3勝目に向け好調なプレーを見せている。
ロレックスランキング(女子世界ランキング)8位の藍はシーズン前半に2勝を挙げ一時は賞金ランクトップに立ったが、ここ数か月は今ひとつ実力を発揮出来ずにいた。失速の要因は何といってもパットの不調。しかし初日は31パットだったのがこの日は25パットと6ストロークも改善され、5メートル前後が面白いようにカップに吸い込まれた。
「別に何かを変えたわけじゃありません。先月からずっとパッティングに試行錯誤を重ねてきました。ここ数か月あまりパットが入ってくれなかったけれど、いつか入るだろうと思って我慢を続けてきました。今週もまったく期待していなかったからリラックスして落ち着いてプレーすることが出来ました。期待せず自分にプレッシャーをかけなかったのがパットが入り始めてくれた要因かもしれません」と本人は冷静に分析している。
今大会の優勝賞金は50万ドル(約4,000万円)と破格。だがそのことをプレッシャーと思うのではなく「最後の試合を楽しみたい」というのが藍のスタンス。飛距離ではなくショートゲームで勝負する藍にパッティングの輝きが戻ったことは明るい兆し。有終の美を飾って最高の形でシーズンを締めくくってもらいたい。