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渡米の石川、今年の目標は「安定したプレー」

2014/01/07 10:53
渡米の石川、今年の目標は「安定したプレー」

 

 新春(2014年)の米男子ツアー2戦目となるソニー・オープン・イン・ハワイ(現地時間9〜12日/ハワイ州ワイアラエCC)に参戦し、待望のツアー初優勝目指して突き進む石川遼が5日に渡米した。

 出発前に成田空港で会見した石川は「4日間安定したプレーを続けたい」と、今年の戦い方を掲げた。確かに、同ツアー参戦1年目だった昨季の石川には波があった。初日に好発進しても、2日目に大叩きして予選落ちしたり、最終日に崩れて順位を大きく落としたこともある。米ツアーでは攻めることも大切だが、シーズンを通した安定も大事だということを、1年かけて学んだからこそ、この言葉が出てきたのだろう。

 今季からスケジュールが大きく変わり、2013年のうちに開幕した新シーズンにはすでに3試合出場。2試合目のシュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープンで2位タイとなるなど、ここまでで62万2,875ドル(約6,500万円)を稼いでいる。2014年初戦のヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズは、昨季のツアー優勝者しか出場できないため残念ながらプレーできなかった。だが、昨年はプレーしなかったフルフィールドの新年初戦から出場するあたりに、危機感と気合が感じられる。

 昨季は結局、23試合に出場して42万4541ドル(約4,400万円)しか稼げず、賞金ランキング149位でシード権を獲得できず、ウェブ・ドットコム・ツアー(下部ツアー)との入れ替え戦を経て、今季の出場権を得ている。その苦労があるからこそ「まずシード権を決めて、そのあと優勝を狙いに行く」と地に足のついた発言を残して機上の人となった石川。今年はライバルの松山英樹も同じ舞台で戦うが、あくまでもマイペースを貫く心積もりのようだ。

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