P.ミケルソンらビッグネームが7位タイ好発進!
フィル・ミケルソン(米)がマスターズ前哨戦で光るプレーを見せた。
米男子ツアーのシェル・ヒューストン・オープン(テキサス州レッドストーンGC)は現地時間1日、第1ラウンドの競技を行った。、ケビン・スタドラー(米)とキャメロン・パーシー(豪)の2人が5アンダー67で首位タイに立つ中、注目のミケルソンは18ホール中15ホールでパーオンする切れの良いアイアンショットで6バーディ、3ボギーの3アンダー69をマーク。翌週に迫るマスターズへ向け、2打差の7位タイと最高のスタートを切った。
ミケルソンは2006年にマスターズ直前のベルサウス・クラシックで白星を挙げ、本命のマスターズも見事に制覇。今回もその時と同様のシナリオを頭の中で描いてプレーしている。波に乗ったら止まらないタイプのミケルソンだけに、フィーリングを取り戻しかけているパッティングが勝利のカギを握る。残り3日間で確かな手応えをつかむことができれば、グリーンジャケットも見えてくるはずだ。
上位は、4アンダー68の3位タイにアンソニー・キム(米)、ボーン・テイラー(米)、ジェームス・ドリスコル(米)、ケビン・サザーランド(米)の4人。ミケルソンと同じ7位タイにアダム・スコット(豪)、パドレイ・ハリントン(アイルランド)、リー・ウェストウッド(英)の実力者がずらりと並んでいる。WGC-CA選手権、アーノルド・パーマー招待とフロリダシリーズで2勝したアーニー・エルス(南ア)も、2アンダー70で16位タイとまずまずのスタートを切った。
また、米チャンピオンズツアーで出場3試合連続優勝を飾ったばかりのフレッド・カプルス(米)は、1アンダー71で30位タイとまずまずの位置を確保。翌週に復帰するタイガー・ウッズ(米)と練習ラウンドを行うことを打ち明け「これまで何度も一緒に練習ラウンドをしてきたから、特別なことではないさ。ただ、タイガーがどんなボールを打つのかということと、ファンの反応は見ものだね」とニヤリ。これまで女性に苦労してきたカプルスだけに、タイガーも頼りがいがあるのかもしれない。
その他、優勝者すれば最後の一人としてマスターズに出場できる今大会に望みを託したベテラン、デービス・ラブIII(米)は、8オーバー80を叩いて140位と大きく出遅れた。
なお、日本勢は出場していない。(STATS-AP)