S.ピーターセン首位発進! L.オチョア1差追走!
ロレーナ・オチョア(メキシコ)とスーザン・ピーターセン(ノルウェー)の2人が、大舞台で実力を発揮した。
米女子ツアーの今季メジャー初戦クラフト・ナビスコ選手権は現地時間1日、カリフォルニア州ランチョミラージュのミッション・ヒルズCCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。かつてロレックスランキング(女子世界ランキング)No.2だったピーターセンが5アンダー67で回り、単独トップに立った。
2007年大会では、最後の最後で敗れてビッグタイトルを逃したピーターセンだが、悔しさをバネにその年の後半戦でブレイク。一気にスターダムにのし上がっていた。
避寒地のパームスプリングスエリアとしては珍しく、凍えるような寒さの中でのプレーに「ウォーミングアップをしているときは本当に寒かったから、スキーに行くみたいな格好をしていたの」とピーターセン。笑って振り返る第1ラウンドは「このコースはティーショットを置く位置が難しいけれど、今日は非常にいい位置につけることが出来たから満足。私はこれまで耐え忍ぶことを学んだから、(ボギーを叩いても)大丈夫」と自信をみなぎらせ、今季最初のメジャータイトル獲得に意欲満々だ。
一方、ピーターセンを1打差の単独2位からピタリと追っているのが世界ランキング1位のオチョアだ。開幕以来は精彩を欠いたプレーが続いていたものの、ここへ来てようやく面目躍如の活躍。今季は好調が持続しないという悩みを抱えているだけに、2日目以降のプレーが大事な鍵となる。
その他、3アンダー69の3位タイにホール・オブ・フェイム(世界ゴルフ殿堂入り)のカリー・ウェブ(豪)、ヤニ・ツェン(台)、キム・ソンヒ(韓)ら7人が勢揃い。こちらも上位をうかがっている。また、先週のキア・クラシック最終日にペナルティを受け、そのリベンジに燃えるミッシェル・ウィー(米)が、モーガン・プレセル(米)、クリスティ・カー(米)と並び1アンダー71で14位タイ。世界ランキング2位の申智愛(韓)は、イーブンパー72で23位タイにつけている。
日本勢は、国内ツアー賞金女王の横峯さくらが首位に3打差の10位タイ、上田桃子はイーブンパー72で23位タイに続き、宮里美香&有村智恵は1オーバー73で34位タイ。宮里藍、三塚優子、諸見里しのぶの3人は、2オーバー74で51位タイと出遅れている。