マスターズ 石川はE.エルス、A.キムと同組
2度目の大舞台に石川遼が成長ぶりを実感している。
現地時間8日からのメジャー初戦、マスターズ(ジョージア州オーガスタナショナルGC)直前に集中力を高めている石川は、予選ラウンドを優勝候補筆頭に挙げられているアーニー・エルス(南ア)と先週優勝のアンソニー・キム(米)と同じ組でプレーすることが決定。ディフェンディング・チャンピオンのアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)の1組前、現地午前10時13分という最高の時間帯でのスタートは、まさに日本ツアー賞金王ならではの待遇といえそうだ。
キムとは昨年も同じ組でプレーしており、第2ラウンドでは11バーディという大会新記録を目撃している。その後も、親交は続いているだけに、リラックスしつつ緊張感を保てる最高の組み合わせとなった。
大会前の打ち込みは、パトロンがつめかけ、本番さながらの緊張感が漂うオーガスタナショナルの練習場を避け、他のコースで練習することを決意した石川。オーガスタの練習場でも思うように球を打ち込むことができない以上、自分なりのやり方で大一番に臨むことを明かしている。
他の日本勢は、昨年大会4位と日本人最高の成績を挙げている片山晋呉が、フレッド・カプルス(米)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)と3人で12時58分にスタート。92年の大会王者で今季チャンピオンズツアー3勝と絶好調のカプルスは自信満々で、さらにガルシアも初のメジャータイトルに燃えているだけに、どこまでマイペースでプレーできるかがカギとなる。
大会初出場の池田勇太は、世界ランキング2位のスティーブ・ストリッカー(米)、WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権優勝のイアン・ポルター(英)と3人で午後1時31分にスタート。注目のタイガー・ウッズ(米)の1組前とあって、ヒートアップするパトロン達を力で黙らせることができれば最高だ。