タイガー、復活Vならず4位タイ
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/04/12 08:50
約5か月ぶりのツアー復帰戦での復活Vを狙ったタイガー・ウッズ(米)だったが、残念ながら優勝には手が届かなかった。
現地時間11日に行なわれた第74回 マスターズ(ジョージア州オーガスタ、オーガスタナショナルGC)最終ラウンド。1番でいきなりティーショットを左に大きく曲げボギーが先行したタイガーは、5番までに3つスコアを落とす大乱調。しかしその悪い流れを7番パー4のイーグルで断ち切ると、8番、9番は連続バーディを奪い、首位に3打差まで詰め寄って逆転勝利に期待を抱かせた。
ところがバックナインに入ると11番でショットを曲げて林に入れ、第2打も木に当てて脱出できず。そこからの第3打をピンそば2メートル強に寄せるスーパーショットでパトロン(ギャラリー)を唸らせたが、パーパットを決めきれずボギー。14番でもバーディチャンスを3パットでボギーにするチグハグなプレーぶりだった。得意の13番、15番ではバーディ、イーグルを奪ったが、その間に通算14アンダーまでスコアを伸ばした(最終的には16アンダー)フィル・ミケルソン(米)の背中が遠のいた。
それでも最後はバーディで締めくくって意地を見せ、通算11アンダーは4位タイで終戦。「ショットに苦しんだ。金曜日に少し良くなったけれど、4日間を通して思うようなショットが打てなかった。グリーンでのミスもあったし、それが(勝てないという)この結果につながった」と渋い表情を浮かべたタイガー。それでも5か月のブランクをものともせず、最後まで優勝戦線を賑わしたのはさすが。復活優勝は、そう遠い未来のことではなさそうだ。