タイガー、メジャー第2戦の全米オープンも出場へ
約5か月のブランクを経てマスターズで復帰したタイガー・ウッズ(米)が、次のメジャーとなる全米オープン(現地時間6月17〜20日、カリフォルニア州ペブルビーチGL)にも出場することが明らかになった。
得意のオーガスタナショナルGCで復帰戦優勝を狙ったマスターズだったが、試合カンが戻らず、完全とはいえないプレーで4位タイに終わったタイガー。その後の試合出場は未定となっていたが、開催地ペブルビーチの地元紙モントレー・ヘラルドによると、全米ゴルフ協会(USGA)関係者が、タイガーがすでにエントリー済であることを明かしたという。
すでに大会3勝を挙げているタイガーには出場権があるが、有資格者でも4月28日までにエントリーを済ませなければならない。前回、ペブルビーチが舞台となった2000年に大会初優勝という縁もあり、出場は当然と思われていたタイガー。今回、エントリーを行ったことがわかり、周囲は改めてホッとしたというところのようだ。マスターズでそこそこのプレーをしても、スキャンダルまみれの汚名返上はまだ終わっていない。メジャーで勝って実力を示すためにも、タイガーはペブルビーチでの完全復活に全力を注ぐことになる。
なお、全米オープンまでの間で出場が予想されるのは、第5のメジャーと呼ばれるザ・プレーヤーズ選手権(5月6〜9日、フロリダ州TPCソーグラス)、ザ・メモリアル・トーナメント(6月3〜6日、オハイオ州ミュアフィールド・ビレッジGC)などだが、そちらについては未定となっている。
また、マスターズ優勝で年間グランドスラムのチャンスを持つフィル・ミケルソン(米)も、すでに全米オープンにはエントリー済み。これまで5回も2位になり、あと一歩で栄冠を逃している大会で今度こそ勝利をつかもうと、さらに技を磨いている。