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J.フューリック、プレーオフ制し今季2勝目!

更新日:2010/04/19 10:29
J.フューリック、プレーオフ制し今季2勝目!
B.デービスとの一騎打ちとなった最終日、貫禄勝ちのJ.フューリック。早くも2勝を挙げ賞金王候補に名乗りをあげた。(写真提供:AP Images)

 

 プレーオフを戦ったブライアン・デービス(英)がトラブルに見舞われ、ジム・フューリック(米)に勝利が転がり込んだ。

 米男子ツアーのベライゾン・ヘリテイジ(サウスカロライナ州ハーバータウンGL)は現地時間18日、最終ラウンドの競技を終了。首位からスタートしたフューリックが一進一退の攻防の末、通算13アンダーまでスコアを伸ばすと、最終ホールで絶妙のスライスラインを読み切ったデービスがバーディパットをねじ込んで並び、決着はプレーオフにもつれ込んだ。

 18番で行なわれたサドンデス1ホール目。2人のティーショットはフェアウェイをとらえ、ピンまでほぼ同じ距離と全くの互角。ところが先にセカンドショットを打ったデービスの打球は、グリーン左の池方向に飛び、砂地に落ちる大ピンチ。それを見たフューリックはピンに絡めたいところだったが、距離感が狂って大きくオーバー。第3打をパーで収められる位置まで寄せ、デービスのプレーを待つことに。

 アンプレアブルもあり得る状況だったが、デービスは果敢にピンを狙いグリーンに乗せた。しかし打つ前にハザードの中のルースインペディメント(木の枝のようなもの)にヘッドが当たったことを自己申告。2打罰が課せられるやや後味の悪い展開だったが、フューリックがトランジションズ選手権に続く今季2勝目をもぎ取った。

 前週のマスターズで初日に80を叩き、まさかの予選落ちを喫したフューリックだが「悪かったことはすぐに忘れるようにしている」と気持ちを切り替え「そのせいで余計に練習できたし、リフレッシュできた」とプラスにとらえ今大会に参戦。2日目首位(タイ)に浮上すると、紆余曲折はあったものの、最後は逃げ切っての勝利。「今の自分は凄く大きな自信に溢れている。上手く行かなくても笑顔で我慢する余裕がある。これから夏にかけてが、例年自分にとってもっとも波に乗れる良い季節。好きなトーナメントが続くので頑張りたい」と、さらなる飛躍を胸に誓った。

 その他、通算10アンダー3位タイにボ・バン・ペルト(米)とルーク・ドナルド(英)が入り、通算9アンダー5位タイにカミロ・ビジェガス(コロンビア)、リッキー・バーンズ(米)ら。今大会2勝のブー・ウィークリー(米)はスコアを2つ落とし、通算7アンダー12位タイに終わり、過去5勝のデービス・ラブIII(米)は通算5オーバーで、最終ラウンドをプレーした72人中71位の下位に甘んじた。また全米アマの最年少優勝記録を持つアン・ビョンホン(韓)は通算1オーバー59位タイで4日間の競技を終えている。

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