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服部、逃げ切って1年6か月ぶりV!

更新日:2010/04/25 19:02
服部、逃げ切って1年6か月ぶりV!
名門・川奈を制して約1年6か月ぶりとなるツアー2勝目を飾った服部。(写真提供:ISM)

 

 25日に行われた国内女子ツアー第7戦のフジサンケイレディスクラシック(静岡・川奈ゴルフクラブ富士C)最終ラウンド。通算8アンダー首位タイからスタートした服部真夕が1オーバー73とスコアを落としながらも、同組で回ったニッキー・キャンベル(豪)に2打差をつけ、2008年の樋口久子IDC大塚家具レディス以来およそ1年6か月ぶりとなるツアー2勝目を飾った。

 日本屈指の難コース、川奈で22歳のヒロインの笑顔が弾けた。快晴、微風と前日までとは打って変わり絶好のコンディションで迎えた大会最終日。久々の優勝がかかる服部は前半で2つスコアを伸ばすと、ともに首位タイから出た宋ボベ(韓)が崩れたこともあり、中盤からは完全に独走態勢に入っていた。

 しかし、名門・川奈はそう甘くなかった。運命のバックナインに突入すると、海から吹きつける強風で各選手ともスコアメイクに苦しみだす。服部も13番パー4でこの日初ボギーを叩くと、15番パー4ではフェアウェイからのセカンドショットを引っ掛けてOBとなり、痛恨のダブルボギー。それでもプレッシャーのかかる上がり3ホールを見事にパープレーで凌ぎ、通算7アンダーでなんとか逃げきった。

 ホールアウト後には、若林舞衣子、一ノ瀬優希、森田理香子ら応援に駆けつけたツアー仲間たちから手荒いウォーターシャワーの祝福を受けた服部。「1勝目より、2勝目の方がはるかに難しかった。ここまで(時間が)かかってしまったけれど、優勝は本当に嬉しい。序盤戦で勝てたので(今週以降も)リズムに乗っていきたい」と、今後のシーズンに対する意気込みを語った。

 上位は、通算5アンダー2位タイに最終日「67」の猛チャージを見せた朴仁妃(韓)、前週も優勝争いに食い込んだルーキーの藤本麻子、キャンベルの3人。通算4アンダー5位タイには申ジエ(韓)、全美貞(韓)、茂木宏美が入った。注目の横峯さくらは通算1アンダーで単独11位、前日優勝戦線から後退した有村智恵は諸見里しのぶ、不動裕理、飯島茜らと同じ通算イーブンパー12位タイだった。

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