タイガーまさかの予選落ち! P.ミケルソン3位タイ
大会前食中毒でプロアマ戦を欠場したフィル・ミケルソン(米)が優勝戦線に踏ん張る中、復帰第2戦のタイガー・ウッズ(米)はまさかの予選落ちを喫した。
米男子ツアーのクエールハロー選手権(ノースカロライナ州シャーロット、クエールハローC)は現地時間4月30日、第2ラウンドの競技を終了。初日88位タイと大きく出遅れていたタイガーは、巻き返しを計ったこの日、さらなる悲劇に見舞われた。
出だしの1番で幸先良いバーディを奪ったものの、3番で10メートル近いバーディパットがカップに蹴られると、返しも入らず3パットのボギー。続く4番でも3パットのボギーで完全に意気消沈。前半は何とかイーブンパーで切り抜けたものの、後半は10番から3連続ボギーを叩いたあと、14番パー4で第2打が池につかまり痛恨のダブルボギー。緊張の糸が切れ続く15番でもダブルボギーを叩き、アメリカ国内での自己ワーストスコアとなる7オーバー79の大乱調。通算9オーバーは下から数えた方が早い140位タイで予選落ちを喫した。
「ショートゲームが最悪だった。3パットを2ホール連続でやるなんてね。ショットはそれほど悪いとは思わないけれど、やってはいけないミスを3回犯した。予選落ち? そりゃあ、嬉しくないけれど、週末立て直すチャンスはある。練習して来週(プレーヤーズ選手権)に備えるよ」と淡々と敗戦を振り返ったタイガー。プロ入り241戦で予選落ちは6度目。昨年石川遼と同組で回った全英オープンでの予選落ちは記憶に新しいが、メジャー以外の予選落ちとなると05年以来5年ぶり。ちなみに後半の『43』もタイガーにとってキャリアワーストスコアだった。
上位は通算8アンダー単独トップにベテランのビリー・メイフェア(米)、通算7アンダー単独2位にアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)がつけ、通算6アンダー3位タイにミケルソン、J.P.ヘイズ(米)、ダスティン・ジョンソン(米)、ポール・ゴイドス(米)の面々。体調が心配されるミケルソンは「(食中毒による体調不良は)もう大丈夫。週末が楽しみになってきた」とマスターズに続く今季2勝目に意欲を見せた。
また初日タイガーと同じ88位タイと出遅れた今田竜二は1アンダー71にスコアをまとめ、通算1オーバーはカットラインぎりぎりながら48位タイで決勝ラウンド進出を決めている。