藍、一歩後退 M.ウィーが単独トップに!
初日トーナメントレコードで単独トップに立った宮里藍が足踏みする中、ミッシェル・ウィー(米)が単独トップに浮上した。
米女子ツアーのトレス・マリアス選手権(メキシコ、モレリア、トレス・マリアスGC)は現地時間4月30日、第2ラウンドを終了。この日5つスコアを伸ばしたウィーが通算12アンダーで前日の3位タイから単独首位に躍り出た。首位発進の宮里(藍)は4バーディ、3ボギーの1アンダー72とスコアを伸し切れず通算11アンダー。第2ラウンドの13番パー3でホールインワンを達成したブリタニー・リンシコム(米)と並び、2位タイに後退した。
以下、通算9アンダー単独4位にナ・エン・チョイ(韓)、通算8アンダー単独5位にリー・ジヨン(韓)。今大会でフル参戦最後となるロレーナ・オチョア(メキシコ)は地元ギャラリーの盛大な「ロレーナ・コール」に包まれながらイーブンパー73の平凡なスコアで通算7アンダー、6位タイに順位を落としている。
「風が強かったけれど、ここでのプレーは楽しい。バーディを狙えるホールが沢山あるから、明日もバーディ攻勢をかけていきたい」と単独トップに立ったウィー。思い起こせば記念すべきツアー初優勝を飾ったのもメキシコ(初Vは昨年のロレーナ・オチョア招待)。「皆やさしいし、大好き」と言うメキシコの地で、元祖天才少女がツアー2勝目に照準を合わせた。
一方、2位タイに後退した宮里(藍)は「良いプレーをしたけれど、昨日ほどスコアを伸ばせませんでした。でも風が強い中、この位置に居られるのは満足。週末が楽しみ」と、こちらも今季3勝目に意欲をのぞかせた。
もう1人の日本勢、宮里美香は3バーディ、1ボギーの2アンダー71で回り、通算1アンダーで2日目の競技を終了。初日の56位タイから39位タイまで順位を上げ、決勝ラウンド進出を決めている。また日系人ルーキーのハリガエ・ミナ(米)も通算イーブンパー49位タイで予選を通過した。