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藍、オチョア引退試合で“涙”の今季3勝目!

更新日:2010/10/12 13:10
藍、オチョア引退試合で“涙”の今季3勝目!
尊敬するゴルファーであり親友でもあるL.オチョア(写真右)の引退試合で “惜別V” を飾った藍。優勝スピーチでは涙ながらに自身の胸中を語った。(写真提供:AP Images)

 

 「ロレーナ(オチョア)にありがとうと言いたいです。彼女がLPGAで成し遂げたすべてに感謝し、ここメキシコの人々に勇気を与えたことに感銘を覚えています。彼女は私の親友。これから寂しくなります…」。

 世界ランク1位の座を3年間守り続けてきたロレーナ・オチョア(メキシコ)の引退試合となった米女子ツアーのトレス・マリアス選手権(メキシコ、モレリア、トレス・マリアスGC/現地時間4月29日〜5月2日)。最終日まで続いた壮絶な優勝争いを制して今季3勝目を挙げた宮里藍は、表彰式でのスピーチで敬愛するオチョアへの感謝の気持ちを涙ながらに訴え、グリーンサイドを埋め尽くしたギャラリーから大きな喝采を浴びた。

 宮里にとっては嬉しい米女子ツアー通算4勝目。だがこの試合を最後に同ツアーを去るオチョアへの思いは尽きることがなく、嬉しさと寂しさが交錯する複雑な心境だ。

 これまで共に戦ってきた選手たちの“惜しむ声”に応えたオチョアは、「ツアーで過ごした8年間はとても素晴らしいものでした。最初から皆が親切で温かく迎えてくれました。良い友達もたくさん出来ました。ここでの思い出は決して忘れません」と心境を吐露。勝った宮里(通算19アンダー)に7打差の単独6位に入ったものの、世界ランク2位の申智愛(韓)が国内女子ツアーのサイバーエージェントレディスゴルフトーナメントで優勝しているため、世界ランク1位の座を譲ることがほぼ決まっており、これがオチョアのゴルフ人生において本当の意味での節目となった。

 今大会では予選ラウンドの組み合わせをオチョアが決め、宮里とナタリー・ガルビス(米)が栄えあるプレーイングパートナーに選ばれた。そして初日、宮里は10アンダー63の驚異的なスコアを叩きだし、終始優勝争いの先頭を走ると、最終日も6つスコアを伸ばし、2位のステイシー・ルイス(米)に1打差をつけて逃げ切った。2打差の3位にはミッシェル・ウィー(米)が入っている。(STATS-AP)

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