今田“第5のメジャー”制覇見えた! 首位に1差2位タイ
今田竜二が“第5のメジャー”でツアー2勝目を狙える絶好のポジションをキープした。
米男子ツアーの本拠地があるフロリダ州ポンテベドラビーチのTPCソーグラスを舞台に、現地時間7日に行なわれたザ・プレーヤーズ選手権第2ラウンド。今田は6アンダー66をマークし通算11アンダーまでスコアを伸ばすと、トップのリー・ウェストウッド(英)に1打差の2位タイへ浮上した。同じく2位タイにヒース・スローカム(米)とフランセスコ・モリナリ(伊)が並び、通算9アンダー単独5位に全米オープンチャンピオンのルーカス・グローバー(米)が続いている。
4大メジャーに次ぐビッグイベントで今田の快進撃が止まらない。首位に1打差の3位タイからスタートしたこの日、出だしの1番で本人いわく「セカンドショットを曲げて微妙な距離のパーパットを残す」ことに。しかし2メートル強のパットをきっちり沈めて「落ち着いた」とエンジンがかかり、前半は7番から3連続バーディ(9番パー5ではグリーン脇からチップインバーディ)を奪い4アンダー32で折り返す。後半はショットの精度がやや落ちて苦しい場面が続いたが、9ホールを11パットに収める驚異の粘りを見せ、終わってみれば6バーディ、ノーボギー。「この順位にはとても満足しています。風が弱くグリーンが柔らかい絶好のコンディションを生かしてスコアを伸ばすことが出来て良かった。今後、スコアの伸ばし合いになっても凌ぎ合いになっても、喰らいついて行けたら良いですね」と2年ぶりのツアー通算2勝目に意欲をのぞかせた。
一方、初日37位タイと出遅れたタイガー・ウッズ(米)はこの日も1アンダー71の平凡なスコアに終わり、フィル・ミケルソン(米)、マーティン・カイマー(独)、ローリー・サバティーニ(南ア)らとともに通算3アンダー46位タイに低迷している。
カットラインは通算2アンダーとハイレベルな戦いになったが、ビッグネームではアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)、イアン・ポルター(英)、ビジェイ・シン(フィジー)、カミロ・ビジェガス(コロンビア)らが1打足りずに予選落ち。また、現在フェデックスカップポイントランク1位のアーニー・エルス(南ア)、前週優勝のローリー・マッキルロイ(北アイルランド)がカットラインに3打足りず決勝ラウンド進出を逃す番狂わせもあった。