T.クラーク、逆転でツアー初制覇! P.ミケルソンNo.1奪取ならず
米男子ツアー205試合目のベテランが“第5のメジャー”で初優勝を飾った。
現地時間9日、同ツアーの本拠地があるTPCソーグラス(フロリダ州)で行われたザ・プレーヤーズ選手権最終ラウンド。首位と3打差の通算11アンダー6位タイからスタートしたティム・クラーク(南ア)は7番で最初のバーディを奪うと、9番から4連続バーディをマークする目の覚めるようなゴルフで試合を一気にひっくり返した。
トーナメントリーダーの座を明け渡したリー・ウェストウッド(英)ら上位陣は、難しいコンディションに苦しみながらもクラークを追走。クラークが通算16アンダーで先にホールアウトした後も、必死にプレーを続けた。
だが、通算14アンダーで迎えたアイランドグリーンの17番パー3。ウェストウッドはピンをデッドに狙ったものの、わずかにショートして池ポチャのダブルボギーを叩いて脱落する。14番、16番でバーディを獲り通算15アンダーまでスコアを伸ばしたロバート・アレンビー(豪/2位)も上がり2ホールがパープレーに終わり、クラークの逃げ切りを許してしまった。
南アフリカ出身で欧州ツアー3勝の経験があり、米ツアーでも何度も優勝争いを経験しているクラークだが、意外にも優勝できないまま34歳になっていた。今年もシーズン序盤戦のボブホープ・クラシックで2位タイに入るなど勝利の気配を漂わせていたが、ようやくビッグタイトルで初優勝を飾った。
通算14アンダー単独3位に、昨年の全米オープン王者ルーカス・グローバー(米)。ウェストウッドは通算12アンダーで、デービス・ラブIII(米)ら4人と4位タイに終わった。
また、優勝すれば世界ランキングNo.1の座につくことができたフィル・ミケルソン(米)は2つスコアを落とし、通算7アンダー17位タイに沈み王座奪取ならず。第3ラウンドを最終組でプレーしながら失速した今田竜二は、3バーディ、6ボギー、1ダブルボギーの5オーバー77の大叩き、通算2アンダーで39位タイに沈んだ。
なお、タイガー・ウッズ(米)は首の負傷のため、7番ホールの途中で棄権を表明している。