M.プレッセルがツアー初制覇! さくら2位、藍は6位タイ
茨城県の茨城ゴルフ倶楽部 西コースを舞台に行われた国内女子ツアーの今季公式戦初戦、ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップは9日、最終ラウンドの競技を終了。2日目からトップを走った21歳のモーガン・プレッセル(米)が2アンダー70にスコアをまとめ、通算9アンダーでツアー初優勝を果たした。
トップと3打差の単独3位からスタートした横峯さくらがスコアを2つ伸ばし、通算6アンダーで今季最高の単独2位フィニッシュ。賞金1,200万円を加算し、史上最年少で生涯獲得賞金6億円を突破した。通算4アンダー3位に世界ランキング4位のヤニ・チェン(台)が続き、中田美枝が通算2アンダー単独4位に入った。
一方、ホステスプロとして5年ぶりに今大会へ出場した注目の宮里藍は、再三のチャンスをものにできずスコアが伸び悩んだ。特に前半はアプローチをピンに絡めるものの、バーディパットがカップに嫌われパープレーに終始。それでも2番でチップインバーディを奪うと、14番パー4でもグリーン周りからの3打目がスライスラインを転がり直接カップイン。この日2度目のチップインバーディをマークした。結局1アンダー71(2バーディ、1ボギー)でホールアウトし、通算イーブンパー6位タイで4日間のゴルフを締めくくった。
「前半は惜しいシーンが多くてもったいなかった。(たくさんの声援で)パワーを貰ったので、また来週からアメリカで頑張れます」と大声援に感謝した宮里。出場2試合連続Vとツアー史上最速の生涯獲得賞金4億円突破はならなかったが、米ツアーでも輝きを見せる高い技術で集まったギャラリーを魅了していた。
その他、2日目に「80」を叩いて下位に低迷していた上田桃子が2アンダー70で回り、通算2オーバー12位タイ、同じく出遅れていたディフェンディング・チャンピオンの諸見里しのぶも通算5オーバー18位タイに終わった。また、美系ゴルファーとして注目を集める竹村真琴は、福嶋晃子、アン・ソンジュ(韓)らと並び通算8オーバー28位タイに入っている。