満身創痍のタイガー、コーチとも“破局”
更新日:2010/05/12 13:08
掲載日:2010/05/12 11:44
スキャンダルでの出場自粛、予選落ち、首痛による大会途中棄権と満身創痍のタイガー・ウッズ(米)に追い打ちをかける別離が明らかになった。首痛を理由に現地時間9日のザ・プレーヤーズ選手権(フロリダ州TPCソーグラス)最終日を途中棄権したその夜、6年間に渡りスイングコーチとしてタイガーを支えたコーチのハンク・ヘイニー氏から三行半を突きつけられたのだ。
ヘイニー氏は10日、自らのウェブサイトでコーチ辞任の声明を出しており、タイガーもやはり自身のウェブサイトでその事実を認めている。「あれほどゴルフ、スイングについてよく知っている選手は見たことがない」とタイガーを褒めたヘイニー氏に対し、タイガーも「彼はコーチとして自分をサポートしてくれた。友情は変わらない」と感謝の気持ちを表し、関係がこじれていないことを互いに強調している。
だが長期離脱から戻ったばかり、さらに故障も抱えるタイガーにとって、このタイミングで信頼できるコーチを失ったことは大きな痛手。プライベートでは、依然エリン夫人との離婚問題に決着がついていないだけに、行く手には暗雲が漂っている。