No.1狙う藍、激戦必至のマッチプレーに挑む!
宮里藍がマッチプレー初制覇に向けて、まずはメジャーチャンピオンと激突する。
米女子ツアーのサイベース・マッチプレー選手権が現地時間20日、ニュージャージー州ハミルトン・ファームGCを舞台に開幕。普段のストロークトーナメントとは異なるマッチプレーの競技形式で、世界のトッププレーヤー総勢64人が激しく火花を散らす。
現在世界ランクNo.2の宮里(藍)は、1回戦で2005年の全英女子オープン覇者ジョン・ジャン(韓)と対戦。初戦から気の抜けない相手となったが、現地では「今季3勝を挙げている宮里(藍)のように正確なドライバーショットを打つ選手がマッチプレーでは強い」と前評判も高く、今季4勝目の可能性も十分だ。また、世界ランクNo.1の申智愛(韓)とは決勝まで双方が勝ち進まなければ戦えないとあって、互いの健闘を誓い合っている。
優勝賞金37万5,000ドル(約3,500万円)、賞金総額150万ドル(約1億4,000万円)を誇る今大会は、2005年、2006年とHSBC世界女子マッチプレー選手権が行われていたハミルトン・ファームGCで開催。2006年の同大会優勝者であるブリタニー・リンシコム(米)は、先週のベル・マイクロLPGAクラシックでプレーオフの末に朴セリ(韓)に敗れたとはいえ、引き続き好調をキープしているようで口も滑らか。「(先週の)3ホールのプレーオフは良い調整になったわ。マッチプレー戦に向けて準備は万端。パー5を中心にもっとアグレッシブにプレーしなくちゃ」とやる気満々で臨む。
一方、2006年のHSBC世界女子マッチプレー選手権で準々決勝までコマを進めながらリンシコムの前に敗退したミッシェル・ウィー(米)も、米ツアー2勝目のターゲットをここに絞っている。「練習通りやるだけ。自分のゴルフに集中するわ」と冷静な姿勢を見せているが、申 vs. 藍の世界No.1争いに割って入るつもりだ。
なお、日本勢では上田桃子と宮里美香も参戦する。