P.ミケルソン、世界ランクNo.1奪取へ!
更新日:2022/10/26 00:57
掲載日:2010/05/27 11:00
天才レフティと称されるフィル・ミケルソン(米)が、世界ランキングNo.1獲得に向けて得意の大会に挑む。
現地時間27日開幕の米男子ツアークラウン・プラザ招待 at コロニアル(テキサス州コロニアルCC)に出場するミケルソンは、マスターズ3勝、全米プロゴルフ選手権1勝、ツアー通算38勝の輝かしい実績を持っているが、ライバルであるタイガー・ウッズ(米)の存在もあり、これまで世界最強の座についたことはない。だが、スキャンダルによる5か月のブランクと首痛のため優勝から遠ざかったいるタイガーが今大会に出場しないことから、優勝すれば念願のランキングNo.1となるチャンスを迎えている。
2000年、08年と過去2回今大会に優勝しているミケルソンだが、連覇がかかった昨季はエイミー夫人と母マリーさんの2人が乳がんを患っていることが発覚。病魔と闘う2人を支えるため、大会欠場を余儀なくされた。
ミケルソン一家にエールを送る意味もあって、昨季大会では出場選手やキャディらが乳がん撲滅キャンペーンを意味するピンク色の物を身につけてプレー。ミケルソンたちに大きな力を与えた。
その後押しあって現在2人の経過は良好で、今年のマスターズ最終日にはエイミー夫人がオーガスタナショナルGCに登場。大会を制覇したミケルソンと抱擁し合って涙するシーンが感動を呼んだ。「ファンも含めたトーナメント全体が全てピンクに染まった昨年のことは決して忘れない」と振り返ったミケルソン。その恩返しのためにも優勝を狙っており、結果としてNo.1の座につければ最高だ。
なお、日本勢は今田竜二と池田勇太の2人が参戦する。