マドリッド・マスターズ L.ドナルドら3人が首位!
欧州ツアー、マドリッド・マスターズ第1ラウンド(現地時間27日、スペイン、レアル・ソシエダ・ヒピカ・エスパニョーラ・クラブ・デ・カンポ)は、前週2位タイに終わったルーク・ドナルド(英)が首位タイに立った。
同ツアーのフラッグシップ大会、BMW PGA選手権で初日からトップスタートを切りながら、最後に涙を飲んだドナルドだが、続けての出場となった今大会でも、第1ラウンド7アンダー65の好成績。ジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)、ライス・デービス(ウェールズ)と共に、リーダーボードの最上位に並んだ。
この日、9番653ヤードの長いパー5ではもう少しでアルバトロスというイーグルを奪い、16番パー5もイーグルとしたドナルドは、「1ラウンドでイーグル2つなんて記憶にない。今年のPGAツアーでは1つもないんじゃないかな。自分は飛ばないゴルファーだと思われているけど、ツアーで戦うには十分だ」と、胸を張った。「この週末に休むつもりだったらタフな週末になったかもしれないけど、ポジティブに戦うことを覚えたからね。何しろ1週間ほとんどリーダーボードにいたんだから自信はついた」と、今度こそ勝つことを言外に匂わせた。
ドナルドとドナルドソンは、10年前の世界アマで英国が2位になったときのチームメイト。さらにデービスは、2007年のウォーカーカップでローリー・マッキルロイ(北アイルランド)と一緒に出場した選手。初日に首位に立った3人はいずれも英国が誇るトップアマだった面々だ。ゴルフのグローバル化が進む中、ゴルフ発祥の地としての誇りを持つ男たちが、トーナメントを引っ張っている。
1打差の4位タイにはポール・マクギンリー(アイルランド)とマーテン・ラフェバー(仏)。久々の優勝を地元でと目論んでいたセルヒオ・ガルシア(スペイン)は、イーブンパー72で80位タイと出遅れた。(STATS-AP)