J.デイリー好発進! P.ミケルソン、池田は出遅れ
スポンサー推薦で復活のチャンスをうかがうジョン・デイリー(米)が、久々に好スタートを切った。
鉄人ベン・ホーガンの庭と呼ばれるコロニアルCC(テキサス)が舞台の米ツアー、クラウン・プラザ招待 at コロニアルは現地時間27日に第1ラウンドを行い、7アンダー63で回ったジェフ・オーバートン(米)、ジェイソン・ボーン(米)、ブレイク・アダムス(米)の3人が首位に並んだが、デイリーは3打差の4アンダー66でプレーし14位タイ。絶好の位置で2004年ビュイック招待以来となるツアー6勝目を狙っている。
白と青のチェック柄パンツといういつものように派手な装いのデイリーだったが、この日、注目されたのは装いでも暴れっぷりでもなく、そのスコアだった。3、6、11、17番と4つのバーディを奪ってノーボギー。平均321.5ヤードで出場選手中3位のドライバー飛距離に加え、フェアウェイキープ率79%という正確さでスコアメイクし周囲を驚かせた。
コロニアルCCは距離は決して長くないが、小さな砲台グリーンが特徴のトラディショナルなコース。それだけにショットの正確さがものを言うが、デイリーは見事にこれを攻略して存在感を示した。
これまでも半年間のツアー出場停止を食らうなど、お騒がせ男として有名だったデイリーだが、復帰後はスポンサー推薦や、なりふりかまわずネイションワイドを含めた他ツアーへの出場などで表舞台で活躍するチャンスをうかがっている。それだけに、せっかくの好発進を大切にしたいところだ。
一方、優勝すれば初の世界ランクNo.1となるフィル・ミケルソン(米)は、連続バーディでスタートしながら、7番でダブルボギーを叩くなどして失速。1オーバー71で89位タイと出遅れている。
また、日本勢は、今田竜二が1アンダー69で59位タイ、池田勇太が2オーバー72で103位タイと今ひとつの結果で初日を終えた。