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ライダーカップの舞台でそれぞれの思惑が交錯

更新日:2010/06/04 13:19
ライダーカップの舞台でそれぞれの思惑が交錯

 

 2週間前のBMW PGA選手権で2位タイ、先週のマドリッド・マスターズでは優勝と目下絶好調のルーク・ドナルド(英)が、今年10月に開催される欧米決戦ライダーカップと同じ舞台で2週連続優勝を狙っている。

 欧州ツアーのセルティック・マナー・ウェールズ・オープンが現地時間3日、ウェールズのセルティック・マナー・リゾートを舞台に開幕。先週6年ぶりに同ツアー優勝を飾り、ライダーカップ欧州チーム入りへ大きく前進したドナルドは「ライダーカップはいつだって自分の目標。2004年と2006年に出場したライダーカップでの経験は、おそらく人生最高のものだろう。大切なのはチームの一員になることで、だからこそセルティックマナーに出るんだ。もちろん、ウェントワース(BMW PGA選手権)で惜敗した後にマドリッドで勝てことも最高だったけどね」と笑顔を見せた。

 5月30日時点で世界ランキング9位につけるドナルドだが、欧米のツアーを行き来しているため上位ランクから転落する可能性もある。しかし、その場合でもライダーカップでは欧州チーム主将コリン・モンゴメリー(スコットランド)からの推薦をもらうことを考えている。「ここでいいプレーをしてモンティの目を引きつけておかなくては」と抜け目ない。

 そのモンゴメリーも今大会には選手として出場。「昨年2月に主将になることが発表されてからは、月日が飛ぶように過ぎていった。(ライダーカップまで)もうあと120日しかないけど、その間にメジャー大会が3つ、WGCが1つある。我々のチームについて参考になる試合はたくさんあるよ」と口にしたが、やはり決戦と同じ舞台であるセルティック・マナー・リゾートでの各選手のプレーぶりは気になるところ。

「ヨーロッパのゴルフ界には才能のある選手が山ほどいる。24年間欧州ツアーでやってきたけど、これほど層が厚い年は見たことがない。そんな連中のキャプテンでいられることの名誉を味わいながら、本番までの4か月間を楽しみたいね」とモンゴメリー。今後もじっくりと選手たちの動向を見つめていくようだ。

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