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M.シム、2位に3打差つけ6年ぶり欧州ツアーVに王手

更新日:2022/10/26 00:57
M.シム、2位に3打差つけ6年ぶり欧州ツアーVに王手

 

 29歳のマーセル・シム(独)が後続に3打差をつけ6年ぶりの優勝に王手をかけた。欧州ツアーのセルティック・マナー・ウェールズ・オープン(ウェールズ、セルティック・マナー・リゾート)は現地時間5日、第3ラウンドの競技を終了。前日トップに立ったシムがノーボギーの5アンダー66をマーク。ただひとり二桁アンダー(通算11アンダー)までスコアを伸ばし、首位の座をキープした。

 3打差の2位タイにベテラン、トーマス・ビヨーン(デンマーク)とゴンサロ・フェルナンデス・カスタノ(スペイン)が続き、通算7アンダーの4位タイにはこの日8アンダー63と爆発したスティーブン・ギャラハー(スコットランド)、7アンダー64をマークしたグラエム・マクドウェル(北アイルランド)ら。ムービングデーに飛躍が期待されたルーク・ドナルド(英)は通算4アンダー、14位タイにとどまり、初日トップのクリス・ウッド(英)も通算2アンダー、21位タイと足踏み状態が続いている。

 勝てば2004年のダンヒル選手権以来、6年ぶりの勝利となるシム。以前は気の短いところがあり、ミスをするとすぐに怒りをあらわにしていたが、ある試合でやはりミスをしてクラブを折った瞬間をギャラリーの子供たちに見られ、彼らが恐怖に顔を引きつらせたことで深く反省。

「子供たちに恐怖感を与えてしまって、こっちが泣きそうになった。もうあんなことは二度としない」と心を入れ替え、最近は怒る代わりに鼻歌を歌うなど、穏やかなプレーを心掛けている。自宅で彼を待つ2匹の愛犬(マルチーズ)のことを思うと自然に笑顔がこぼれると言うシム。残り18ホールも笑顔で乗り切りたい。

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