5週連続米国開催スタート! “W宮里”に注目
米国以外での開催とオープンウイークが目立つ米女子ツアーだが、現地時間10日に開幕するLPGAステート・ファーム・クラシック(イリノイ州パンサー・クリークCC)から、メジャー大会2試合を含めて5週連続で米国内で試合が行われることが話題となっている。
今週の大会から、ショップライトLPGAクラシック(18〜20日)、LPGA選手権(24〜27日/メジャー大会)、ジェイミー・ファー・オーウェンズ・コーニング・クラシック(7月1日〜4日)、全米女子オープン(7月8〜11日/メジャー大会)と続く戦いの日々。今年2月のツアー開幕から、スポンサー不足の影響もありスケジュールは穴あきだらけ。日本や欧州などの試合に活路を見出していた選手も少なくないだけに、ビッグトーナメントでびっしり詰まった日程に選手たちは嬉しさをのぞかせている。
今季メジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権に優勝したヤニ・ツェン(台)が、「多くの試合が続くのはいいですね。時には休みがあるのはいいけど、今年は空き週が多すぎてリズムを保つのが難しい」と本音を漏らすが、これに同調する選手は多い。試合に飢えている強豪たちが待ちに待った米国5週連続開催の第1戦は、まさに激戦必至だ。
世界ランキング1位の申智愛(韓)が盲腸の緊急手術のため急きょ欠場となったが、同2位で賞金ランキングでは堂々の首位に立つ宮里藍を筆頭に、米ツアーの主力選手はこぞって参戦。スーザン・ピーターセン(ノルウェー)、ミッシェル・ウィー(米)、モーガン・プレセル(米)、クリスティー・カー(米)、ブリタニー・リンシコム(米)らに加え、ジュリー・インクスター(米)、カリー・ウェブ(豪)、朴セリ(韓)のホール・オブ・フェイマーたちもメジャーへ向かう連戦に意欲を燃やしている。
日本勢では他に、宮里美香が参戦。2週前に行われた国内女子ツアーのヨネックスレディスゴルフトーナメントで単独3位と好調なだけに、米ツアー初優勝も夢ではない。