石川遼の快進撃に米メディアも熱狂!
メジャーの檜舞台で優勝戦線をひた走る石川遼に、米メディアから「君の辞書にプレッシャーの文字はないのか?」という質問が飛び出した。
現地時間18日に行われた米男子ツアーの今季メジャー第2戦、全米オープン(カリフォルニア州ペブルビーチGL)第2ラウンド。首位と1打差の4位タイと絶好のポジションからスタートした石川は、ボギー先行と我慢のゴルフとなる中、難関ホールが続く終盤でバーディを奪い返し2バーディ、2ボギーのイーブンパー71。通算1アンダーで首位のグラエム・マクドウェル(北アイルランド)に2打差の2位タイと、これ以上ない位置で予選突破を決めた。決勝ラウンドでは、同じく2位タイのフィル・ミケルソン(米)、アーニー・エルス(南ア)らメジャーチャンピオンたちと肩を並べ優勝争いを引っ張る形となる。
日本の18歳が見せている快進撃に米メディアも熱狂、冒頭の質問に相成った。「海外ツアーでは何より挑戦することが大事。プレッシャーを感じている暇などない。“さぁ行くぞ!”という感じ」と自信満々に答える石川に、18ホール中最も難易度の高い17番パー3でバーディを奪ったことについて「17番を攻略する秘訣はあるのか?」との問いかけが。
初日はバンカーからあわやチップインかと思わせるアプローチを見せ、この日は4番アイアンでのティーショットをぴたりと寄せてのバーディ。「今日は運が良かったんです。落としどころは見えませんでしたけど、ファーストバウンドがラッキーなキックをしたから。それに昨日も今日もパットのラインが真っ直ぐだった」と、あくまでも謙虚な受け答え。
同伴プレーヤーでメジャー通算8勝を誇るトム・ワトソン(米)からも「リョウのパットは“グレート”だね。このままの状態なら残り2日間も良い戦いが出来るだろう」とお墨付きをもらった石川。「ワトソンさんには“君の将来は明るい”と言ってもらいました」と笑顔を見せた。
世界一のトーナメントと称される全米オープンにおいて、初出場初優勝の偉業にも現実味が帯びてきた日本の石川遼。運命の決勝ラウンドから目が離せない!(STATS-AP)