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P.ミケルソン『66』で急浮上! タイガーも逆転Vに意欲

2010/06/19 14:28
P.ミケルソン『66』で急浮上! タイガーも逆転Vに意欲

 

 悲願の大会初優勝を狙うフィル・ミケルソン(米)がリーダーボードを駆け上がり、首位と7打差のタイガー・ウッズ(米)が逆転優勝に意欲を見せた。

 米男子ツアーの今季メジャー第2戦全米オープンはカリフォルニア州ペブルビーチGLを舞台に現地時間18日、第2ラウンドの競技を終了。3アンダー68をマークして通算3アンダー単独トップに躍り出たグラエム・マクドウェル(北アイルランド)は、「午前中は風も弱かったし、グリーンも昨日より柔らかかった。でも全米オープンでアンダーパーをマーク出来るなんて信じられない。とても嬉しい」と笑顔を浮かべた。

 そんな中、この日気を吐いたのが初日66位タイと出遅れたミケルソン。「パットが好調だった」と言う第2ラウンドはスタート直後の2番から3連続バーディを奪って波に乗ると、後半も安定感抜群のゴルフで6バーディ、1ボギーの5アンダー『66』。通算1アンダーまでスコアを伸ばし、石川遼、アーニー・エルス(南ア)、ダスティン・ジョンソン(米)と並ぶ2位タイに急浮上した。世界ランクNo.1の座を目指す“世界のレフティ”が、故郷カリフォルニアで全米オープン初制覇に大きく前進している。

 一方、今回と同舞台ペブルビーチGLで行われた10年前の全米オープンで後続に15打差をつけ完全優勝を飾っているタイガーは、この日3つのバーディを奪うも4ボギーを叩き1オーバー72。通算4オーバー25位タイで決勝ラウンド進出を決めた。「(初日ノーバーディのため)2日間で3バーディは少な過ぎる。勝つためにはもっとバーディを獲っていかなければ」と気を引き締めたが、「首位と7打差はまだまだ優勝圏内。週末になるほど難しくなるからチャンスはある」と逆転Vに闘志を燃やしている。

 その他、初日首位タイのポール・ケイシー(英)とブレンドン・デ・ヨング(ジンバブエ)は、スコアを2つ落とすも通算イーブンパー6位タイと好位置をキープ。同じく首位タイからスタートしたショーン・ミキール(米)は6オーバー77と崩れ、通算4オーバー25位タイまで後退。一方、先週12年ぶりに米ツアー優勝を果たした現世界ランクNo.3のリー・ウェストウッド(英)が、通算3オーバー16位タイとメジャー初Vを狙える位置まで浮上した。

 その他、石川と予選ラウンドを回っていた60歳のトム・ワトソン(米)は通算7オーバー59位タイでカットラインぎりぎりながら決勝ラウンド進出。歴代優勝者の1人であるジェフ・オギルビー(豪)や、“ホワイトタイガー”ことアダム・スコット(豪)らは予選落ちに終わっている。(STATS-AP)

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