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タイガー、これぞ世界No.1の証!

更新日:2010/06/20 18:51
タイガー、これぞ世界No.1の証!
世界ランクNo.1のタイガーが全米オープン3日目にしてようやく“王者”らしいゴルフを披露。勝負の最終ラウンドで大逆転Vを狙う! (写真提供:AP Images)

 

 世界ランキングNo.1のタイガー・ウッズ(米)がいよいよ本気モードに突入した。

 カリフォルニア州ペブルビーチGLを舞台に行われている今季メジャー第2戦全米オープンは現地時間19日、第3ラウンドの競技を終了。予選ラウンドの2日間で計3つしかバーディが獲れていなかったタイガーが、ムービングデーのこの日だけで8バーディ(3ボギー)を奪う猛攻。難攻不落のペブルビーチで5アンダー『66』と爆発し、通算1アンダーの単独3位に急浮上した。トップとは5打差ながら、最終日を前にしてしっかり優勝圏内へ顔を出している。

「(通算4オーバーで出た)今日はイーブンパーまでスコアを戻せればいいと思っていた」と語るタイガー。「でも結果としてはそれより少し良かったかな。最近は不甲斐ないプレーが続いていたけど、久しぶりに噛み合ったラウンドだった」と、今年4月にツアー復帰して以来最高のゴルフを披露して満面の笑み。

 しかし、スタート直後は先行きが懸念される最悪の展開だった。2番、3番で連続ボギーを叩いたところでトップとは9ストロークの大差。ところが4番から3連続バーディを奪って波に乗ると、難関ホールが続くバックナインはノーボギーの5アンダー31。「後半の31は気分が良いね。序盤つまずいたけど、全米オープンは長く険しい戦い。我慢していればきっとチャンスが来ると信じていた」という言葉に実感がこもる。

 2000年の全米オープンでは、今回と同舞台ペブルビーチGLで後続に15打差をつける完全優勝。世界のゴルフ界に“タイガー時代”到来を告げた歴史的勝利からちょうど10年、30代の円熟期に差し掛かった今、タイガーはパワーだけでなく忍耐強いゴルフを武器にメジャー通算15勝目を狙おうとしている。不倫スキャンダルの汚名を吹き飛ばすためにも、大舞台での勝利が一番の薬となるに違いない。(STATS-AP)

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