“ペブルビーチ男”D.ジョンソンが全米オープンV王手!
ペブルビーチGLを得意としている25歳のダスティン・ジョンソン(米)が、後続に3打差をつけメジャー初Vに王手をかけた。
米男子ツアーの今季メジャー第2戦全米オープン(カリフォルニア州ペブルビーチGL)は現地時間19日、第3ラウンドの競技を行い、パワーヒッターとして知られるジョンソンが5アンダー66の好スコアをマーク。通算6アンダーまでスコアを伸ばし、単独トップに躍り出た。
3打差の単独2位に前日のトーナメントリーダー、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)が続き、この日『66』と爆発したタイガー・ウッズ(米)が通算1アンダーで3位。通算イーブンパー4位にグレゴリー・ハブレット(仏)、通算1オーバー5位タイに今年のマスターズ王者フィル・ミケルソン(米)とメジャー通算3勝のアーニー・エルス(南ア)がつけている。また、前日2位タイと好位置につけていた石川遼は4つスコアを落とし、通算3オーバー7位タイに後退した。
単独首位のジョンソンはペブルビーチGLを舞台にシーズン序盤プロアマ形式で行われるAT&Tナショナル・ペブルビーチプロアマで目下2連勝中と、このコースは得意中の得意。この日も自慢の長打力を生かし、4番パー4では3番アイアンのティーショットをピンそば1.2メートルに絡めて楽々イーグルを奪うなど、随所に光るプレーを見せた。「ダスティンの飛距離にはお手上げだね(笑)」とタイガーも唸らせるほどのパワーゴルフは、観る者を圧倒する魅力がある。
しかし、メジャーの最終日はどんなに意識しまいと思っても目には見えない重圧が押し掛かるもの。まして5打差とはいえ“王者”タイガーが背後に控えていると思えば、なおさら普段通りのゴルフをするのは難しいのかもしれない。
「僕を負かそうと思ってもそうはいかない。相手にとって僕は強敵になるだろう」と豪語するジョンソンが、最終ラウンドにどんなプレーを見せるか注目だ。(STATS-AP)