E.エルス出遅れ 4年ぶりV狙うB.ドレッジ好発進!
上がり2連続ボギーを叩いたアーニー・エルス(南ア)が出遅れ、3連続バーディでラウンドを締めくくったブラッドリー・ドレッジ(ウェールズ)がトーナメントリーダーの一角を担った。
欧州ツアーのBMWインターナショナル・オープン(ドイツ、ミュンヘン・アイケンリードGC)が現地時間24日に開幕。第1ラウンドはともにノーボギーの1イーグル、6バーディを奪ったドレッジとピーター・ホワイトフォード(スコットランド)が8アンダー64で首位の座を分け合った。
1打差の3位タイにアリエル・キャネテ(アルゼンチン)、チャプチャイ・ニラット(タイ)、フィリップ・プライス(ウェールズ)、イェップ・ハルダール(デンマーク)が続き、2打差の7位タイにパブロ・ララサバル(スペイン)とピーター・ローリー(アイルランド)がつけている。
トップタイの2人はドレッジが世界ランク173位、ホワイトフォードが同203位の伏兵だが、36歳のドレッジはツアー2勝の実力者。29歳のホワイトフォードはすでに来季のシード権を確定させており、ビッグネームが集う今大会でも決して引け目を感じることなく伸び伸びプレーで好発進を切った。「風もなくてコースがやさしく感じたのに、あまり皆がスコアを伸ばしていなくて驚いた」と言うのはドレッジ。好コンディションを味方につけスタートダッシュに成功した勢いのまま、果たして4年ぶりVを引き寄せることはできるだろうか?
一方、前週の全米オープンで優勝は逃したものの3位に入っているエルスは、2アンダー70の平凡なスコアで、ライダーカップ欧州チームキャプテンのコリン・モンゴメリー(スコットランド)、米シニアの賞金王で地元の星、ベルンハルト・ランガー(独)らと並び45位タイとやや出遅れた。次なる目標である全英オープン制覇に向け徐々に調子を上げていきたいところだけに、第2ラウンド以降の巻き返しに期待がかかる。