連覇狙うM.カイマー好位置キープ J.ヴァンデベルデ急降下
大会連覇を狙うマーティン・カイマー(独)が好プレーを続けている。
欧州ツアーのアルストム・オープン・デ・フランス(仏、ル・ゴルフ・ナショナル)は現地時間2日、第2ラウンドの競技を行なった。途中雷雨により2時間半の中断を挟む波乱もあったが、予選ラウンドを終え2日連続5アンダー66をマークし通算10アンダーで単独トップに浮上したアルハンドロ・カニサレス(スペイン)を、1打差でカイマーが追いかける展開となった。
初日のトーナメントリーダー、ロバート-ジャン・ダークセン(オランダ)はスコアを伸ばせず通算8アンダー、単独3位。さらに1打差(通算7アンダー)の4位にスティーブ・ウェブスター(英)、通算6アンダー単独5位にジョティ・ランダワ(インド)がつけている。
昨年の今大会、格上のリー・ウェストウッド(英)をプレーオフで下し栄冠に輝いたカイマーは、翌週のバークレイズ・スコティッシュ・オープンで2週連続優勝を飾り、一躍賞金王候補に名乗りを上げたもの。しかしその数週間後、ゴーカートの事故で足の指を3本骨折するアクシデントに見舞われ、その後2か月試合から遠ざかることに。しかし今年は10月にライダーカップを控えており、有力メンバー候補のカイマーにとって、これからの1戦1戦が勝負になる。「ライダーカップまではゴーカートには乗らない」と宣言し、試合に集中することを誓った世界ランク11位のカイマー。「週末が楽しみ」と言う彼の連覇なるか注目だ。
その他、初日2位タイと地元で久々に好発進を切ったジャン・ヴァンデベルデ(仏)はスコアを5つ落とし、通算イーブンパー、42位タイと順位を大きく下げた。また昨年2位のウェストウッドは、ローリー・マッキルロイ(北アイルランド)、ルーク・ドナルド(英)、イアン・ポルター(英)らとともに通算3アンダー、15位タイにつけている。