新人・綾田が好位置キープ! 首位タイに天沼&シン
国内女子ツアーの新規大会、日医工女子オープンゴルフトーナメントは3日、富山県の八尾カントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。前日ノーボギーの67で首位タイ発進を切っていた22歳の新人・綾田紘子が3アンダー69をマークし、通算8アンダー単独3位と好位置をキープした。トーナメントリーダーには、通算10アンダーで天沼知恵子とシン・ヒョンジュ(韓)の2人が並んでいる。
綾田は前半7番までに3バーディを奪い快調にスコアを伸ばすも、フロントナイン最後の9番パー5で痛恨のボギー。今大会27ホール目にして初めてスコアを落としてしまう。しかし、ここで崩れないのが並みのルーキーと違うところ。12番パー3でスライスラインを読み切りバーディパットを沈めると、16番パー3でもバーディをマーク。ロングホールでのミスを後半2つのショートホールで取り返し、プロ初Vと新規大会初代女王に向け絶好の位置につけた。
一方、2006年以来ツアー勝利から遠ざかっている天沼はこの日、ラウンド途中で蜂に刺されるアクシデントがありながら好調なプレーを披露。特に7番パー4では2打目を直接カップインさせ、第2ラウンド唯一のイーグル奪取に成功した。「(12番は)セカンドショットを6番アイアンで軽く打ったら入っちゃった(笑)。蜂に刺された部分は明日腫れなければいいけど…」と、首位タイで最終日を迎えることにも気負いはない様子。
その他上位陣は、馬場ゆかり、下村真由美、イ・ナリ(韓)の3人が通算6アンダー4位タイ。前戦ニチレイレディスからの連続優勝を狙う全美貞(韓)、今季2勝目を目指す飯島茜ら5人が通算5アンダー7位グループを形成し、不動裕理や服部真夕なども通算3アンダー12位タイにつけている。また、綾田と同じルーキーの藤本麻子は通算3オーバー50位タイでカットラインぎりぎりの予選突破。ビジュアル系ゴルファーとして注目の竹村真琴は、通算7オーバー85位タイで予選落ちを喫した。